突然ですが、
次の段階へ行くため、描きたい絵を描くため、レベルを上げるために
今日から100日間、毎日模写と素描(デッサン)をします。
といっても毎日発表するわけでもなく
あくまで自分のためにやるというだけです。
模写や素描をする理由
なぜ漫画家は想像で絵を描けるのか
勉強などでもよく言われることですが
効率よくインプットするには、直後にアウトプットするのが効果的です。
模写や素描というのは何かを「見て」「描く」ことであり
まさにインプット直後にアウトプットをすることなのです。
これをすることにより、自分の中にデータが蓄積されていき
インプットした対象を描けるようになる、
なんなら、実物を見なくても描けるようになります。
例えば、人体の関節がどうなっているかなどを
理解しながら描く(インプットする)と
あらゆる姿勢やポーズの人物を描けるようになります。
漫画家は、大量の人物や資料を見て描き
インプットすることによって、それらを組み合わせ
想像で絵が描けるようになるのです。
大量にインプットしたい
私は、頭に浮かんだイメージをなるべくリアルに細密に描きたい
という目的があるので
そのためにも、できるだけ大量のインプットをしておきたい。
だから模写と素描をやることにしました。
いつでもそれらを引き出し、自由に組み合わせて
イメージしたものを描けるようになるだろうという予想です。
そのためにインプット元となる画像を100点厳選しました。
描く元の絵が、他のアーティストさんの作品だったり
著作権があったりするので、元画像は出せないですが
とにかく色々なものを模写&素描していきます。
自分がふだんできていないことに気づける
他の人が描いた絵や写真を丸写しすると
自分ならいつも省いていたところや気づかなかった部分も
強制的に描かざるを得なくなるので
新たな発見ができますし、見る力、描く力もアップします。
こういったことは、初心者の頃はよくやってたし
絵を初めて何年か経ったあとでも
模写や素描をやると、できることが増えてゆくという感じでした。
かなり効果があるとわかっていながら
時間がないことを理由にあまりやってきませんでした。
だから今回は、はじめに100日間毎日やると決めました。
もう何年も絵を描いていますが
ここへきて、勉強のためにタスクを課します。
100枚描き終える頃には、だいぶいい変化が出ているんじゃないかと思います。
1日目に描くもの
これはフリー素材の写真ですので
記事に載せてもいいだろうと思い
1日目に描く対象として選びました。
模写や素描といっても、1枚仕上げるのに5〜6時間以上はかかります。
これを限られた時間の中で毎日やるのは、もちろん厳しいわけです。
よって・・・
- プロジェクターで形をトレースしてOK
- 大体のデザインや明暗を描けばOK
ということにして
1時間くらいで仕上げられれば、毎日こなすのも可能かと。
今回の趣旨は形をとる練習ではなく
インプットが目的なので、プロジェクターを活用します。
また、細密描写が目的でもないので
大まかなデザインや明暗を理解したら終了とします。
プロジェクターでトレースする
プロジェクターで画面の写真を上から映しています。
スケッチブックを置いた状態です。
かなりくっきり写っていますので
このまま鉛筆でトレースします。
基本的に、城のデザインをインプットしたいので
あまり明暗のリアリティや細部の描き込みは不要です。
見たものを見たまま素直に写す、と同時に
どんな形でどんな位置関係なのかを意識しながら
ある程度、頭の中で理解しながら描きます。
完成
ふつうに描いたら何時間も何日もかかるところを
プロジェクターでトレースをしたことと
リアルさや細部を省いたことで
1時間くらいで終わりました。
この模写&素描の趣旨は
主に対象の形・デザインをインプットすることなので
だいたいこのくらいを目処に描きます。
あまり無理をせず、確実に100日続けられるくらいの
クオリティを保ちたいところです。
まとめ
- 模写&素描は、効率的なインプット
- 大量にインプットすれば、それらを組み合わせて描ける
- 必要以上のリアルさや細部の描き込みは必要ない
それでは、ここまで読んでいただき
ありがとうございました。